素材別ランドセルの種類

ランドセルの素材は?

ランドセル種類のイメージ

ランドセルを選ぶ時、カラーやデザインはお子さんの意向を聞いて選ぶ家庭も多いかと思いますが、素材についてはほとんどが親御さんが選択をされるかと思います。 ランドセルを選ぶことになったら、どんな素材があるのかまずは知っておきましょう。

牛革のランドセル

ちょっと高級な雰囲気を周囲にふりまく牛革はランドセルにも使われます。 革製品にも多用されるので、生きている牛を触ったことのない人でも牛革なら 長い人生の中で何度か撫でたことがあるのではないでしょうか。 牛革は触ったことが無くても牛乳なら飲んだことがある、そう言う人もいそうで すし我々の生活は牛に支えられているのかもしれません。 この素材の特徴はやや重量があることで、ずっしりとした感触はいい方に働く こともありますが子供の背負うランドセルだと敬遠される場合もあります。 大人が使ったり背負ったりするのなら牛革の方がかっこいいのですが、小学校に 入学したばかりの子供だと肉体的な負担が大きすぎないか、そう心配する親も いるので決して万人向けではないようです。 財布やベルトよりも大きく使用量も多いランドセルだと、重量はだいたい1キロ ~1.5キロとなり小学6年生なら楽々と背負えそうでも1年生だとちょっと 厳しいのかもしれません。 もし自分の子供の成長が人より遅いかな、と思うのなら牛革素材は避けてもっと 軽いタイプを選んだほうが安心なのかもしれません。 逆に「うちの子はスポーツマンにする予定だから鍛えておかないと」というなら この重さもトレーニングになるので、これを選ぶのが正解になるでしょう。 価格は牛の質によって違ってくるので3万円の商品もあればその倍以上する高級 な品もあります。

クラリーノのランドセル

人工皮革のクラリーノはウレタンや合成繊維を使った素材なので、牛革よりも 軽量なのが小学生に優しいと評判になっています。 軽いだけでなく丈夫さも備えており、ワンパクな少年が勢いよく放り投げても 簡単には破壊されないのでとっても経済的だと親の評判も上々です。 お値段は20,000円位からありますがいいヤツだと50,000円するような タイプもあり、牛革よりも絶対に安いとは言えませんが商品ラインナップの平均 を見れば間違いなくクラリーノの方が低額になるでしょう。 重量も牛革より2~4割ほど軽量で、小さな一年生でも背負うことができそうな 軽さが心配性の親を安心させてくれます。 保育園や幼稚園を卒業したばかりの子供にあまり無理をさせたくない、登下校で 重たい物を背負わせたくないとお考えの方は牛革を選ばずに、そしてコードバン も選ばないでクラリーノのランドセルを選択すべきです。 市販されているもので一番軽量なのがこれなので、無駄にマッチョな肉体にする ことを望まなければクラリーノ製にしましょう。 特に女の子なら重たいランドセルで鍛えてしまうと、ガッシリとしすぎて華奢で 可憐なイメージの少女とはかけ離れてしまうので注意しましょう。 将来はレスリング選手になってもらいたい、柔道を習わせたいという考えがある のならいいですが、文学少女を狙うのなら筋肉はいりません。

コードバンのランドセル

天然皮革の中でもとりわけ高価なのがコードバンで、これは馬のヒップから少量 しか得られないとても貴重な素材です。 牛はみなさんも大好きな牛乳でお世話になっていますが、馬はあまり私達の生活 に関わっていないのでいまいち親しみを感じない動物です。 一部の人は猛スピードで走る馬を応援するのを趣味としていますが、それ以外だと たまに動物園で横を通り過ぎる位のお付き合いしかしていなさそうで、馬のお乳 を飲んだりお肉を食べることもそうないため身近なようでも接点は少ない動物です。 馬の絵を描けと言われればほぼ正確に模写することは出来るほど知ってはいるけど、 触ったり食べたりした回数は日本国民の90%以上が一桁ではないでしょうか。 そのお馬さん素材のランドセルは高級品で、50,000円以上はすると販売員 も言っていますし100,000円の品もあるほどです。 なので見栄をはって子供に買い与える親もいるのですが、それが負担になり学校 へ行きたくないと言い出す子供もいるので諸刃の剣です。 なにしろ牛革よりも重いので虚弱体質の1年生や2年生では手に負える代物では なく、これを背負って通学するのはちょっとした修行のようなものです。 いい物を使ってもらいたい、そう願って購入する親もいますが未成熟な体では 扱いきれずに嫌になることもあるので、使用者の身長と体重を無視してこれを 選ぶと後悔するはめになるかもしれません。